2012年12月06日
ニングル
夏を彩る高山植物達は、夏山の華である。
僕も好きだけど、もっと好きな植物がある。
ブナの木だ。
沈黙の巨人、山伏でのお気に入りは蓬峠にある。
スラッとした美人だ。
直径は1m位かな、ブナの成長は遅く、直径40cmになるのに100年かかるそうな
だから200歳位かな?
人は「知る権利」を求め、ニングル(森に住む15cm程の人)は「知らん権利」「ほっとく義務」を大切にしている
倉本聰の本に「ニングル」という作品がある。
このぐらいブナにはニングルという精が一人住んでいるという。
森のこと。水のこと、山のこと、海のこと。当たり前の当たり前の事を、解っているのだ。
自然の摂理を知っている昔からの人間だ。
今の人間は「知る権利」をかざし、ほっとく義務を怠っている。と思うのだが
ま、興味のある方は一読して欲しい。
自分の五代前のお爺ちゃんもこの木を見ていたかもしれないね
Posted by くわ at 18:15│Comments(0)
│山の仲間