2010年09月12日
栂海新道その2
さあ始まった。これが栂海新道の入り口だ。
標高0Mからの出発なので、とても暑い
家の近くにある裏山を登っているような感じだ。
ここは、日本海から南北アルプスを巡って太平洋へ到る
ロングトレイルの出発点でもある。
いったい、年に何人の人が挑戦するんだろう。
僕はといえば挑戦したい気持ちは在るけど、しがないサラリーマン
丁寧にコースを取れば1ヶ月以上かかるで無理、せめて区切り打ちで行くしか無いです。
入道山から降り二本松峠また、登って尻高山へアップダウンの繰り返しなのだ。
しかし高度も上がらず暑い。
豪雪地帯特有のぬかるみドロドロ道も出てきた。もーバテバテである。
やっと最初の水場、シキ割に着いた。
先客がいた、外人だ。「HEY!」と手招きしてる。
なんぞ?
「@ぽkffkfこふぉあjj」、
わかんねえよ。こちとら根っからの駿河っ子でえぃ!!日本に来たら日本語を覚えなよ。
しょうがねえなあ。
むこうは片言の日本語、こちらはぶろーくんな英語らしきもので、理解したところ。
「この。ペットボトルをザックのサイドポケットに入れて、プリーズ」と言っているらしく。
そんなもん、ザック降ろしてやればいいじゃん!と思ったけど。
僕のザックより二回りはあるばかでかいザックで、もう一度背負い直すのもしんどいんだろうと。
パンパンのザックにペットボトルを挟んであげた。
「ありがとうごぜえます」へんな、日本語でお礼を言われた。
今日泊まる予定の白鳥小屋は、水場は無くここで、4リットル水を汲む。
ずっしり重くなった、ザックを背負いなおし小屋まで約2時間、へろへろ歩いた。
小屋に着くと先ほどの外人が、スッポンポンで体を拭いていた。
「こーにちは!」
まあ悪い人ではなさそうだけど。
外人君パンツを穿いたら、今度はバンテリンだか、エアーサロンパスだか知らないけど。
シューシュー体に振りまいていた。
目が痛くなった。
暫くすると鬚を生やした、単独行のお兄さんが到着、今日の泊まりは3人のようだ。
日も暮れかかりそれぞれの寝床をつくり、夕餉の支度だ
僕はといば、お楽しみの晩酌を・・って
だーれもお酒を出す気配が無い。
仕方ない「どうですか、少しですけど一杯やりませんか?」
なけなしのスコッチを単独行にあげた、Mrバンテリンにも一杯。
二人とも遠慮なしに頂いて。話が弾んだ。
単独行氏は日本一周を自転車で回ったり。いろいろ旅をしているらしいけど
いまひとつ覇気が無い。
バンテリンは元気一杯で、静岡の天竜で英語の講師をしていたらしく。
とても陽気なアメリカンだ。
そして二人とも、これから山伝いに太平洋を目指すという。
おお、(挑戦者達)とめぐり合うとは。
がんばって頂戴と、もう一杯スコッチを注いであげた。
そして、バンテリンの匂いがする白鳥小屋の夜は更けていった。
その3に続く
Posted by くわ at 13:45│Comments(2)
│山歩き
この記事へのコメント
Mr.バンテリンに襲われていないか、私は心配です(笑)
ありがとうごぜえます!って言ってくわさんの寝床に・・・
ひゃあああああああ(悲鳴・妄想)
ありがとうごぜえます!って言ってくわさんの寝床に・・・
ひゃあああああああ(悲鳴・妄想)
Posted by じゃすみん at 2010年09月12日 21:04
じゃすみんさん おはようございます。
バンテリン君は若くてハンサムでしたよ いい体してたし ふふふ
バンテリン君は若くてハンサムでしたよ いい体してたし ふふふ
Posted by くわ at 2010年09月13日 06:34