2009年12月25日
鹿の子池
南アルプスの前衛、中河内流域の尾根の途中に
鹿の子池はある
今から9年前、先輩に誘われて行ってきた。
前の晩林道の片隅で火を囲んで、酒を飲んで騒いだ。
そこには、あいも変わらずの元気な先輩たちの笑い声に包まれていた。
「また、山の仲間を復活するから、くわさんもまた入ってよ」。
杉田さんは笑いながらそういった。
鹿の子池は、静かでなかなかいい所だった。
稜線まで、ヤブコギするという杉田さんに付き合い、上まで登った。
帰り道で、地図とコンパスを睨みながら、
「こっちだ!」と、僕と杉田さんは、微妙に違う方向を指差した。
俺が正しい、いやこっちの方だともめたすえ
真ん中あたりが正解で、無事にもとの道に戻った。
まっ道なんて最初から無いんだけど。
そんな杉田さんが、僕の聞いた事の無い山で死んでしまった。
とっても悲しく、とっても寂しい事だ。
何で山で・・・・山では絶対に死なないと思っていたのに。
本当に、まさかまさかだった。
杉田さん。また、山で逢いましょう!
Posted by くわ at 15:21│Comments(0)
│山歩き